漫画のできるまで その5 ― 2012/11/25
■スキャニング
ここからののデジタル作業は、すべてPhotoshopというソフトで行います。
取り込み(スキャニング)は解像度1200dpiで。(作業は600dpiでやっています)
デスクトップはこんな感じです。
■線の補正
取り込んだ時は、原稿は横を向いているので、正しい方向に直します。
以前のPCでは立て画面になっていたのに、新しいPCにして、それ用のドライバをダウンロードして入れたら、横になってしまった……。
そして、線の補正をします。
スキャニングしただけでは、線がきれいに取り込めないので、その線を補正して、きれいな線にします。
線の補正には、ネット上で、線の補正のためのアクションを配布してくれているサイトさんからいただいたものを使っています。
上記のサイトさんは「名称未設定」さん。
ほかにも、「ComicStudio」を使っての、漫画の描き方講座や、それをまとめた同人誌などを通販されています。
アクションとは、一連の作業を記憶させ、その作業手順を繰り返してくれる機能のことです。
この線の補正用のアクションは、フクザツで、私には組めませんが、「画面を90度回転させる」とか、「文字のふちを白く抜く」などの簡単なアクションなどは、私もいくつか作って入れてあります。
上記の線の補正アクションはこんな感じです。
まだまだ下に続いています。

こちらは自分で入れた、文字のふちなどを白く抜くためのアクション。

このように複雑さが一目瞭然です(笑)。
自分で組んだこんなかんたんなアクションでも、作業時間の短縮には役立ってくれています。
線の補正がすんだら、原稿用のフォルダに保存します。
この段階で、原稿の解像度は600dpiになっています。
フォルダの内訳はこんな感じで、作業段階にわけて、そのつど保存します。

これはテンプレートとして作ったフォルダなので、「ひな形」となっていますが、実際は「No.」のあとに数字が入ります。「J」はジャパネスクの「J」です。
「月の輝く夜に」のときは、「T」でした。
また、作業の最後には、日別のフォルダを作り、その日のフォルダをコピーし、バックアップを取ってPCを終了します。
こうしておくことで、取り返しのつかない間違いをしてしまったときに、最低でも前日までの作業に戻れます。
デジタルって、間違って「上書き保存」とか、しちゃいますんで……。(遠い目)
■原稿のコピー
原稿の取り込みが終わったら、終わった原稿から、コピーを取ります。
これはあとで、アシスタントさんに、デジタルでのトーンを貼ってもらうときの指定に使います。
■ごみ取り
取り込んだ原稿には、小さいゴミなどがあるので、それを取る作業をします。
ここからは、アシスタントさんに作業をお願いします。
ComicStudioでは、ごみ取りが簡単にできるのですが、Photoshopなので、地道に取ります。
ここでも、上記の「名称未設定」さんからいただいた、ごみ取り補助用のアクションを使っています。
ごみ取りまでの手順は、デジタル導入した初期に、アシスタントさん用に作ったマニュアルがあるので、そちらもアップしておきます。
マニュアル1
マニュアル2
マニュアル2の、下のほうにある画面のように、ごみ取り画面は白黒が反転になっています。
このほうが、ゴミが目立って見やすくなるからだそうです。
私がごみ取りをするときは、大きい範囲は「長方形選択ツール」で、他は消しゴムの「ブロック」で消していきます。
人によってやりやすい方法が違うので、だいたいの目安としてのマニュアルです。
続きます。



