京都御所1986年7月 その22011/04/07

続きです。

こちらは御所を囲む門のうちのひとつ。
漫画では、やはり省略して描いている屋根の下の写真です。
本当はこんなに複雑な造りです。柱が2本より、4本の門のほうが格式が上になります。


門の横のアップ。


これは別の門です。
二枚の写真をつなげたので、ちょっと中心がずれています。


こちらは「車宿(くるまやどり)」。今でいう車寄せです。
牛車で来た人は、ここから邸内に入ります。


漫画では、こんな感じに処理しています。
これは「ジャパネスク 人妻編 3巻」その十三の1ページ目です。(クリックすると大きくなります)


これはそこの天井の格子です。


門の中に見えるのが「紫宸殿(ししんでん)」です。ここで帝を中心に政治が行われていました。
このときの見学では、この中庭には入れませんでしたが、春と秋の一般公開では、入ることができました。 (紫宸殿には入れません)


建物とそのひさし裏、その他。




このときの京都御所の見学は、係の方が30人くらいの見学者をつれて、御所の中を解説しながら案内してくださるというものでした。
私は解説を聞くために、なるべく前に出てお話を聞き、人が移動していなくなったスキに写真を撮り、移動中にフィルムを交換し、また最前列でお話を聞く……という、アヤシい人でした。
しかも撮っているところは天井とか、床下とか、梁とか。

でも、後日漫画家さんたちと旅行に行ったとき、やはりみなさん、記念撮影では撮らないようなアングルで写真を撮っていました。私だけじゃなかった(笑)。