コメントへのお返事282013/03/20


小学生の時から読んでくださっているという方、漫画のお手本にもしていただいていたとか、ありがとうございます。
ブログでは、連載当時のことをつらつらと思い起こして書いていますが、喜んでいただけてなによりです。

コミックスを買って、カラーが見たくて雑誌を買ったら、「ざ・ちぇんじ!」は最終回でしたという方、昔のカラーの感想など、ありがとうございます。
ほかにも、もっとカラーページなどを見たいという方がいらしたので、予告カットなども含め、掘り起こしてみました。

ご覧になりたいと書かれていた、3頭身の綺羅の絵は、2色カラーでしたが、2色カラーのページは、印刷の「折り」の関係で、必ず8ページでした。
ふつうのカラーページだと、「トビラのみ」、「トビラ+1~4ページ」という構成でしたが、2色カラーは「必ず」8ページ。
なので、色を塗るのが大変でした、……ということを、今思い出しました(笑)。

「雑居時代」のトビラ絵を、当時なんども模写してくださっという方も、ありがとうございます。
「雑居時代」といえば、作中で出てくるギャグ絵が、今見返してみると、「どうしてこんな絵を描いたんだろう」と思えるようなものが多々あります。
今でも覚えているのですが、仕事中にアシスタントさんに指示を出した時のこと、「このあらえっさっさのとこ、トーン削って」とお願いして、大笑いされました。笑われて、あらためてその絵を見ると、自分でも笑えるというか、なんでこんな絵を描いてるんだ自分、と(笑)。
ああいうのは、無意識で描いていたようです。

ちなみにこれが「あらえっさっさ」です。


「ざ・ちぇんじ!」と出会って、人生が変わった、とおっしゃる方も、平安スキーの道を歩まれたお一人なのですね。
綺羅たちのその後も、想像すると楽しいかもです。
綺羅君は、宮中に出仕していたときも、如才なく過ごしていたので、女君になったとしても、後宮でうまくやっていけそうです。むしろ綺羅姫のほうが、いろいろと大変かも。

小学生のとき、宰相中将のトビラ絵にドキドキしたという方、お褒めのお言葉ありがとうございます。
宰相中将は、描いていてかなり楽しいキャラクターでした。「美形」なキャラは、それだけで描いていて楽しいというか(笑)。

やはり「ざ・ちぇんじ!」から、平安時代にハマったという方は、大学は歴史学科に進まれたとか。
そういうお話を伺うと、ほんとうに作者冥利につきます。
「ジャパネスクについては一晩でも語れます」というコメントを見て、私も一晩どころか、何日か合宿ができるくらいには語れるなぁと思いました(笑)。

息子さんに「融」と名付けた方の、その息子さんがジャパネスクの「融」に似ていらっしゃるというコメントに、笑ってしまいました。似ちゃうんでしょうか(笑)。
似ているといえば、絵的にいうと、融と瑠璃はカオはそっくりです。髪の毛と眉だけ入れ替えると、パーツがいっしょというか。
髪の毛にベタを塗る前の、融と瑠璃のアップの絵を見て、「クリソツ〜〜!!」と、アシさんが笑っていたことがありました(笑)。
高彬と由良姫では、似ているというより、「高彬が女の子だったらこんな子」という感じで由良姫を描いていたので、おなじ兄妹姉弟でも似方が違います。

すっかり歴女人生を歩いているとおっしゃる方は、娘さんはそうでもないようで。いっしょに同じものを楽しめたらステキなんですけどね。
ブログにアップした思い出話などを、楽しんでいただけているようで、私も嬉しいです。

当時の漫画のイラストなどを、切り抜いてとっておいてくださったという方は、ブログにアップされたものを見て、よけいに懐かしく思っていただいたみたいで、アップのしがいがありました。
「カセットレーベル」、今では「なにソレ?」という若い方も、いらっしゃるのでしょうね。
春になると京都に行きたくなるとのこと。桜の京都もすごくきれいですよね。私も行きたくなってきました。

「ざ・ちぇんじ!」をリアルタイムで読んでいたという方も、イラストを模写してくださっていたのですね。
読者の方は、平安時代の着物などは、現実に見る機会がほとんどないので、描くのは大変だったと思います。
私も実物を見た時は、「こんなふうなんだ!」と、びっくりしました。思っていたより、かさがないというか。また、すわった時なども、着物のスソは思っていたより広がらないのだな、とか。
漫画では、絵にしたときに見栄えのするかたちで、強調や誇張をしていました。
なにしろ「少女漫画」ですから(笑)。



今回は、2013年 3月13日までに、コメントをいただいた方にお答えしています。

コメントへのお返事272013/02/07

読者プレゼントでは、CDとカセットのラックと、ペンセットが当たったという運の良い方もいらっしゃるのですね! しかもペンは今も使用可とは、すごいです!
お子さんと、漫画のお話が早くできるようになると楽しいでしょうね。お子さんも、平安時代ものがお好きになるよう祈っております。

吉野君編が好きだとおっしゃってくださった方も、ご感想ありがとうございます。
吉野君の、瑠璃を好きだからこその行動は、子どもの頃にはわかりにくいのかもしれません。
当時はなかなかファンレターが書けなったそうですが、今こうして、感想をいただけることが嬉しいです。

高校生のときに、お友だちから「ざ・ちぇんじ!」の漫画を借りて以来、という方も、コメントをありがとうございます。
ジャパネスクの「人妻編」が出ないうちに、キャラクター達のトシを超えてしまわれたとか。あいすみません(汗)。「かっこいい」と思っていたキャラが、「かわいい」になってしまうのも、年月のせいですね……。
私も、大人になって読み返した「どろろ」で、カッコよかった百鬼丸がかわいくなってて動揺しました。変わったのは私のほうなんですが(笑)。

平安時代のお話の原点が「ざ・ちぇんじ!」と「ジャパネスク」だという方は、「ざ・ちぇんじ!」のことも教えてほしいとのこと。
そろそろこのブログでのネタも尽きてきましたので、またトビラ絵などもアップしてみることにしました。「ざ・ちぇんじ!」もアップしますので、お楽しみください。

小学2年生のときに、従姉妹の本棚で見つけたジャパネスクが、最初の出会いだったという方は、やはり古典の成績がよかったとか。
そして大人買い、ありがとうございます。「人妻編」の連載終了後に、漫画になっていることがわかり、イッキ読みしたということですが、まさに大人買いの醍醐味ですね!

中学生のときのお友だちでは? というご質問の方、残念ですが人違いのようです。
引っ越しが多かったとはいえ、東京都から出たことはないので。
そのお友だちとは、楽しい思い出がいっぱいだったようですね。私も中学生の頃のことを思い出しました。漫画ばかり描いてましたが……(笑)。
すぐにお返事ができず、すみませんでした。

人妻編のコミックスからこちらのブログにたどり着いたという方は、中学生のときに、お友だちから借りた本がきっかけで、ジャパネスクにハマってくださったとか。ありがとうございます。
ブログも最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。

「月の輝く夜に」の感想、ありがとうございました。
ジャパネスクの「夏姫」のお話に雰囲気が似ているというコメントに、夏姫の側からあのお話を描いたら、しっとりとしたお話になったのかもしれないと思いました。
瑠璃が登場するので、夏姫はラスト、前向きに生きて行けそうですが(笑)。
小説のコミカライズも、またやってみたいと思っています。古典とか、おもしろそうなので。

ご病気がちだけれど、今は絵のお仕事をされているという方は、初笑いにとアップした、予告の守弥の切りぬきを今も持っていらっしゃるとか。
ていねいな感想のコメントも、どうもありがとうございます。
「ざ・ちぇんじ!」のトビラ絵も、このあとアップしていく予定ですので、楽しんでいただければと思っています。

「ジャパネスク」というあだ名をつけられた、とおっしゃる方、

>守弥は本当にいつ見ても笑えますね(笑)

このコメントに、私のほうが笑ってしまいました(笑)。いや、守弥ってお笑いキャラだけど、使い方を間違えなければ、かなり有能な部下なんですけどね……。
「月の輝く夜に」も、ご購入ありがとうございました。私も晃子には幸せになってもらいたいなあと思っています。帝がいい人だといいな、と。

コメントへのお返事262013/01/16

「ざ・ちぇんじ!」からファンででしたという方、ありがとうございます。
やはり古典や、平安時代の本を読みあさっておられたとか。歴史や古典の成績が上がったという方のお話を、よく耳にします。
そして、「月の輝く夜に」の誤植のご指摘も、ありがとうございます。
他の方からのご指摘もあり、前回の「コメントへのお返事 25」で訂正させていただきました。

その後、京都へは行くことができたという方は、御所の一般公開には行くことができたのでしょうか。
イラストの描き方のご質問にお答えしますね。

雲形定規の使い方ですが、「漫画のできるまで4」にも書きましたが、私はあまり使いません。なぜなら、あまりうまく使えないからです(汗)。
ただ、使うときは、まずは軽くアタリをとって、それに合った部分を使って下描きをし、それからペンを入れるとうまくいきます。
すごくウマい人は、定規にない角度でも、描きながら巧みに定規を動かして描いていました。

髪の毛や服を描くときは、フリーハンドです。
長いストロークで線を描くときは、肘から先の、腕全体で描きます。(短いストロークの線、は手首から先だけで描いています)

吹き出しもフリーハンドです。

線がぶれてしまうのは、まだ慣れていないからだと思います。
私はペンを握る角度が急なため、なめらかというより、ちょっとざりざりした線になってしまうのですが、きれいに見えるのは、印刷されたものが縮小されているからだと思います。
(これを私のまわりでは「縮小の魔法」と言っています(笑)。ただし、縮小するとデッサンの狂いも顕著になるという諸刃の剣。ほかにも「活版の魔法」とかもあります)

線をきれいに描くためには、とにかく「ていねいに」を心がけるしかないと思います。
そして、たくさん描くこと。
あとは「これも個性!」と開き直るのもアリかと(笑)。

小学生の頃からジャパネスクを読んでくださっているという方は、「人妻編」の最終巻から、こちらのブログへ来てくださったのですね。ありがとうございます。
その昔は、4巻の表紙で恥ずかしい思いをさせてしまって、すみませんでした(汗)。ああいうのは、描いている本人は気がつかないんですよね。反省。
お子さんとも、いつか感想を話し合えたら楽しいでしょうね。

長い感想を綴ってくださった方も、ありがとうございます。
氷室さんの書いてらした少女小説が、漫画に向いていたということもあり、漫画にしやすかったということも、こうして面白いと言っていただける要因だと思っています。
小説を読んでいて、その場面がありありと浮かんでくる、そんな筆力のおかげだと、今更ながらに思います。
「月の輝く夜に」も楽しんでいただけたようで、私もとても嬉しいです。

現役の小学生だという方も、コメントありがとうございます。
歴史好きということでしたら、ジャパネスクも難しくはないのかもしれませんね。
中学生になると古典の授業も始まりますが、コワイものなしになりそうで、ちょっとうらやましいです。
 
ジャパネスクは、高校生くらいから読んでいるという方は、書店におつとめなのですね。
ふろくなどの画像、楽しんでいただけているようで、私も嬉しいです。
「月の輝く夜に」では、人が生きていく中での理不尽さや、それを仕方のないこととして飲み込んでいく弱さや強さなど、ちょっとおとなのお話でした。
晃子のように、覚悟をもって前向きに生きるのも潔いですが、たまには誰かに愚痴を聞いてもらったり、ちょっとだけ甘えたりするのもありだと思っています。(瑠璃は高彬に甘えすぎですが・笑)無理はなさらずにお過ごしくださいね。

このブログを、コミックスの1/4スペースのような感じで楽しんでいるという方、守弥好きのお友だちのお話に笑いました。
たしかに中、高校生くらいだと、「守弥派」は珍しかったのではないかと思います。
ご本人は、今も昔も「高彬派」だとか。
愛され続けてウン十年。老舗の逸品のような高彬……(笑)。

ふろくや懸賞のグッズが懐かしいとのコメント、ありがとうございます。
ご質問の、作者は現物をもらえないの? とのご質問ですが、もらえます。

テレフォンカードや、スタンプなどの小物は2~3コ、ヘアドライヤーやCDプレーヤーなど、単価の高いものや、懸賞などで当選個数が少ないものなどは1コ、という感じでいただけます。「応募者全員プレゼント」などは、多めにいただけることもありました。
なので、今も現物が存在しているものが多々あります。
キャラストップのグッズなどは多めにいただけたので、アシスタントさんや、親戚の女の子にあげていましたが、自分の手元には、ひとつだけ保存用に残すようにしていました。なので、残しておけるもののいくつかは、現存しています。

まだ当時のグッズを、お持ちだという方もいらっしゃるのですね。ありがとうございます。
かれこれ、何十年前……のもの、でしょうか。スゴイ!

ふろくでは「ギフトバック」がお気に入りの方も、今もふろくを保管されているとか。
意外にそういう方は多いのでしょうか。
高彬の「かわいさ」は、自分が若い頃に読むと、「子どもっぽい」と映ってしまうこともあるので、大人になってからのほうが堪能できますね(笑)。

グッズのプレゼントには当たらなかったけれど、読者プレゼントで、ジグソーパズルを当てた方もいらっしゃいましたか!
「先生からのお年玉」という企画で、漫画家さんたちの愛用の品を読者にプレゼント、というものでした。私からは「ムーミンのジグソーパズル」でした。
自分で一度完成させたものを、バラバラに戻してお送りしたものでした。懐かしいです。



今回は、去年(2012年)の10月3日までにコメントをいただいた方にお答えしています。

コメントへのお返事252012/11/18


連日のコメントをくださった「歴史まみれの人生」とおっしゃる方は、歴史関連のお仕事に就いていらしたのですね。
そして、今も昔も高彬派で、高彬人形まで作ってしまわれたとか。
「あぁ、高彬くんはちゃんと衣装ケースの中にあるよ」とのご実家のお母さまのセリフに、思わず笑ってしまいました。「くん」付けなんだ!

小萩の小話に喜んでくださった方は、小萩のファンなのですね。
本編には出てこないけれど、たぶんこんなでは……と想像するのは、たのしい作業でした。

「月の輝く夜に」のお買い上げ、ありがとうございました。
大人になったから楽しめるお話というコメントに、頷いてしまいます。

新刊の感想、ありがとうございます。その後、原作はお読みになられたのでしょうか。
晃子のその後が幸せだったらと、読者としての私も思っています。
頭もまわるし、当意即妙な話もできるし、最悪でも、帝の友人としてなら後宮にも居場所は作れるんじゃやないかと思ってみたり。

「月の輝く夜に」の感想、ありがとうございました。
小萩の小話も、笑っていただいたようでなによりです。
高彬似の若君や姫君相手だと、小萩は物足りないかもしれませんね。
「なんていうのしら、その、お相手をしていても手応えがないというか。いえ、あっても困るのですけれどね、こちらが気を抜いてしてまいそうで、かえって気を張ってしまうというか……」
こんな愚痴を乳母相手にしているかもしれません(笑)。

「月の輝く夜に」と、小萩の小話の感想、ありがとうございます。
大河ドラマの「平清盛」は、私も見ています。部屋のしつらえなど、とても参考になります。上級の貴族などが、男性でも眉なしおはぐろなのは、少女漫画では「不採用」ですが(笑)。

小学生の方でしょうか、「なんて素敵にジャパネスク」のコミックス全巻を買って、おこづかいがなくなってしまったとか。ありがたいやら、申し訳ないないやら(汗)。
「ジャパネスク」の続編ですが、原作は、現在コバルト文庫から出ているもので全部です。おかげさまで原作の「なんて素敵にジャパネスク」すべてを漫画化することができましたが、そんなわけで続編はありません。
私も続編があれば、読んでみたいと思っているひとりです。
瑠璃達のその後はもちろんのこと、融や煌姫のその後が気になります。融もそろそろ結婚しないとねぇ……とか。

漫画の「月の輝く夜に」を見て、原作の発売を知ったという方、原作も購入できてよかったです。
綺羅や瑠璃なのどネーミングが美しいというコメント、ほんとうにそう思います。いかにも「お姫さま」な名前というか。
高彬という字面も、いかにも真面目そうだし、守弥は「守る」の文字が入っていることで、いかにもだしと、ほかのキャラクターの名付けも秀逸ですね。

ふろく&読者プレゼントの画像を見て、ほしい! と思っていらっしゃるとか。
ふろくは、当時「花とゆめ」を買っていた方はお持ちだったと思いますが、読者プレゼントは抽選なので、運しだいというか……。
そういば昔、「LaLa」の全員プレゼントに応募したら、編集さんから「言ってくれればあげたのに」と言われました。全プレならたくさん応募が来るので、わからないと思ったんですが、本名だからかバレました(笑)。

「月の輝く夜に」の文章の間違いをご指摘くださった方、どうもありがとうございました。
コミックス98ページ3コマ目、

誤「けれど 父親代わりの 心遣いは 三日に 一度のはずが」
正「けれど 父親代わりの 心遣いは 三月に 一度のはずが」

が、ご指摘の通り、正しい文章です。掲載時のときの誤植に気がつかずに、コミックスになってしましました(汗)。すみません。
「三日に一度」だなんて、どんだけ執着してるんだという感じになってしまいます(汗々)。

今でも「なんて素敵にジャパネスク」連載当時のふろくをお持ちという方、ありがとうございます。
断捨離していていても捨てられないとのお言葉、作者冥利につきます。
前回、手元にないと思って、アップできなかったグッズがいくつか出てきましたので(思わぬところにしまってありました)、おりをみてアップしたいと思います。



コメントへのお返事に、上記でも書きましたが、NHKの大河ドラマ「平清盛」を見ていてます。
そこで、昔読んだ本を思い出し、この間読み返してみました。
本のタイトルは「ごめんあそばせ 独断日本史」中公文庫。
歴史小説家の、杉本苑子さんと永井路子さんの対談集です。古代から明治までを取り上げており、一刀両断というか、身もふたもないよ
うな会話に笑いながら読了。

大河の時代の話では、清盛の孫の清経(きよつね)が入水した話をこう語っています。

本文より引用(青字部分)

杉本 でも私が清経だったら、カッパと入っちゃうな。
永井 やっぱり?
杉本 うん。(笑)前途真っ暗。月の夜心をすまし、舟のへさきに立ち出(い)でて腰より横笛(ようじょう)を取り出(い)だし、チッと吹き澄まして、カッパと入っちゃうわ。(笑)私はもう、いやだよ、坂東武者なんて野蛮人と戦うのは。(笑)


「チッ」だの「カパッ」だのって(笑)。
ちなみにおふたりとも、紫式部と清少納言は好きではないそうです。「もの書きには、いい女はいないのだ」とか。
興味がおありでしたら、どうぞ。25年前に発行された本ですが、図書館に行けば読むことができると思います。



今回は、今年(2012年)の9月2日までにコメントをいただいた方にお答えしています。

コメントへのお返事242012/10/28

最近また、コミックス&小説を大人買いしてくださった方は、昔ながらの守弥のファンだとか。私も守弥の有能かつ、マヌケなところが好きです(←ほめてる・笑)。
漫画と小説では表現方法がちがうので、なるべく「わかりやすく」を心がけて漫画を描いていました。「人妻編」のラストでは、原作では瑠璃の回想になっていた守弥の活躍を、漫画ではリアルタイムのように描いたのは、「わかりやすく」するためでした。
おかげで守弥派の方々には、好評だったようです。ありがたいです。

ジャパネスクは、小学4年生のころから読んでいらしたという方、小萩の小話で笑っていただけたようで嬉しいです。
その時々によって、ジャパネスクのお話の受け取り方が変わってくるというのも、本を読む楽しさのひとつなのでしょうね。
また、折々に読み返していますというお言葉も、作者冥利につきるお言葉です。

小萩はやっぱりモテると思っていたという感想の方、ありがとうございました。
瑠璃のこどもの乳母に小萩がなったら、と考えるのも面白いですよね。小萩ならきっと、しっかりとした、良識のあるよい乳母になりそうですが、瑠璃が「細かいことはいいじゃない」などと言って、やっぱり小萩に「姫さま! いえ、北の方さま!!」とか、瑠璃がお小言をくらいそうですが(笑)。

「偲ぶ会」に参加してみたいという方、機会がありましたらぜひご参加くださいね。ブログでもご報告していますが、たぶん、あの熱気まではお伝えできていないので(笑)。
「碧の迷宮」は、私も続きを読んでみたいと願う読者のひとりです。

「月の輝く夜に」の感想コメントをくださった方、ありがとうございます。
そして小萩の小話を読んで、「小萩に彼がいないのは不思議だけれど、守弥はわかる」には、笑ってしまいました。
たしかに、守弥の彼女がどんな人なのかは、なかなか想像しがたいというか。
小萩には、地味だけれどまじめで、ひょうひょうとした感じの人が似合いそうだなと、勝手に思っています。

中学生の頃に、何度もファンレターをくださったという方も、ありがとうございます。
「ざ・ちぇんじ!」を描いていた頃は、中学生から高校生にかけての年頃の読者さんが多かったので、いただくお手紙も「変形折り」やら、「一行ごとに文字の色が違う文面」やら、「香り玉」入りやらと、とても楽しいものでした。
ほんとうに、娘さんと同じ本を読んで、感想を語り合えるようになったら素敵ですね。

小萩の小話の感想、ありがとうございました。
瑠璃の若君に手を焼いているのは、若君の乳母さんというつもりで描いていました。きっとあの乳母には気のいい息子がいて、若君の乳兄弟として、若君につられていたずらなどして、母である乳母に「おまえまでいっしょになって!」とか、叱られるのです。でも、こりずにまた2人でいたずらして、今度は守弥に叱られるとか(笑)。

ご病気をきっかけに、漫画の文庫版を大人買いしてくださったという方は、そこから「人妻編」の存在を知って、このブログにたどりついたとか。ありがとうございます。
瑠璃のような、やんちゃな娘さんがおふたりもいらっしゃって、瑠璃パパの気持ちがおわかりになるとか。床下にひそんで、よからぬ話を聞いたりしたら大変なことに! お気をつけくださいませ(笑)。

二十数年来の読者ですとコメントをくださった方は、平安時代が好きで、大学で国文を専攻して先生になられたのですね。
そのきっかけとなることができて光栄です。
「月の輝く夜に」の感想もありがとうございました。そして、誤字の指摘もありがとうございます。


*コミックスの「月の輝く夜に」で、葛野のふりがなが一カ所「くずの」になっていました。コミックスではそこ以外は「かずの」になっているので、初見の方も「くずの」が誤字だとお気づきだと思います。ええ、きっと。(←ポジティブシンキング)