グリコのおまけ2023/09/14

Twitterに昔の「花とゆめ」の表紙をアップしていた時、いっしょに紹介したグリコのおまけです。


「タイムスリップグリコ」の「思い出のマガジン」シリーズとして食玩になったのが、この「花とゆめ」18号です。

大きさはかなり小さいですが読めます。特大ピンナップも再現されて挟まれていて、雑誌裏の広告もそのまま。

特大ミニピンナップは、日渡早紀さんと星野架名さんでした。

他の「思い出のマガジン」の雑誌のラインナップは「POPEYE」「Olive」「少年画報」「鉄道ファン」「平凡」などなど、いずれも縮小されていました。

再現にあたって、掲載されている漫画家さん全員に承諾の連絡をしたそうです。

私の漫画はこの号に載っていなかったのですが、「蕨ヶ丘物語」の予告カットが載っていたため、私にも確認の連絡があり、見本として御本をいただくことができました。

stay home2023/09/02

2020年、コロナ禍が始まり、最初は治療方法も予防方法も手探りの状態だったため、不要不急の外出は避けるようにと、1回目の緊急事態宣言が4月に出されました。

緊急事態宣言の前から、家から出る必要のない人は外出を控えるようにと言われ、仕事も職種によってはリモートに変わり、家でうつうつとした生活を余儀なくされた方も多かったと思います。

そんな時に、ふと思い立って描いたのがこれです。

その後こんなものも。
セリフだけ変えたセルフパロですね。

この時期Twitterには少しでも気晴らしになればと、過去の「花とゆめ」の表紙と、巻末の予告ページも毎日アップしていました。

表紙と裏表紙はセットにして、こんな感じにファイリングしていました。

今はしていませんが、オタクなのでこういうことに労力は惜しまなかったあの頃(笑)

予告カットの原画、他2023/08/29

「ざ・ちぇんじ!」の原画と一緒にTwitterにアップした、予告カットなどの原画です。
予告カットでまとめてみました。
こちらもスマホで撮ったものです。


よく見たら左上の青い部分は和紙をちぎって貼ってありますね。


このくらいの大きさのカットなどは↓

こんな感じの、画材屋さんで扱っている水彩用のハガキに描いています。
小さい絵はハガキ率が高いです。

サインペンの先が丸や四角、筆タイプのもので着彩。
下の文字は擦って貼り付ける転写シートを使ったものです。大昔、カセットレーベルのタイトルに使用した人も多いのでは。

こちらもサインペン。文字は色鉛筆ですね。↓



この予告カットは大きめでした。↓



「ざ・ちぇんじ!」コミックス1~4巻の総トビラの原画。




この頃は墨汁で、Gペンと丸ペンを使って描いていました。1枚目の花のフチどりはサインペン。髪の毛のつやベタは面相筆を使っています。この当時のカケアミはすべて手描きでした。


コミックス1、2巻の表紙。


2枚目の綺羅と宰相中将はカラーインク、パステル、色鉛筆での彩色です。


これはコミックス2巻の裏表紙のカット。兵部卿宮です。
Twitterには上げてなかったっぽいんですが、フォルダに入ってたのでアップ。
当時、枚数的に半端だったので、はぶいたのかもしれません。



最後の1枚は、読者プレゼントのテレフォンカードの原画です。背景の黄色はカラートーン。他はカラーインクで仕上げています。

当時友人から「職人芸だね」と言われたのがうなずける模様の細かさ……。きっと今はムリ(老眼)。

「ざ・ちぇんじ!」の原画 52023/08/24

「其の十二」の2色カラー見開きトビラです。

2色カラーの原稿は、ふつう赤と黒を基本に描くのですが、わりと好き勝手に色を塗っていた気がします。
たぶん2色だけだと塗っていて楽しくなったからかも。

そして2色カラーの本文ページ。

雑誌掲載時には「これまでのあらすじ」と書いてあるところが、コミックスではコマが描き足されています。
以前アップした「其の七」の2P目も、女房たちが同じように描き足されました。

「其の十二」も雑誌ではこうでしたが、

コミックスではこのように女東宮が描き足されました。

また「其の十二」では。原稿の下書きを始めてから「今回2色カラーです」と通達されまして。

ふだんカラーは「イラストボード」という、厚紙に水彩用の紙を貼ったものを使っていたのですが、それに描き直すのも、トレースすることも(紙が厚すぎて)できないので、トレース可能なふつうの水彩紙に、すでに描いてある下書きをトレースしました。

白黒の鉛筆の原稿はその時の下書き。2色のカラーは、その下書きをトレースして彩色したものです。


そんなわけで、この回の2色原稿は凸凹してます。


「其の十三」の見開きトビラとその前後のカラーページです。

最終回ということで、見開きのトビラには主要キャラがカップルで描かれてます。
今見ると、これも模様が大変だったのでは……。

「ざ・ちぇんじ!」の原画 42023/08/23

「其の八」2色カラートビラ。

カラーインクのほか、色鉛筆(ススキ)、カラートーン(背景の赤い部分)を使っています。
カラートーンはポップな感じを出したいときや、色ムラを出したくないときに使ったりしていました。


「其の九」のトビラ。
原画がまだ未返却だったので、「雑誌掲載時のトビラはこんなでした」とTwitterには刷り出しをアップしていました。

なので同じ刷りだしを載せておきます。


「其の十」の見開きトビラと、その前後のカラーページです。

絵巻風に~などと思って描いたら、とんでもなく大変だったカラーです。 カラーインク、サインペン、パステル等で彩色。


「其の十一」のトビラ。連載中、唯一のモノクロのトビラ絵でした。

この頃はまだ枠線の入った原稿用紙は売っておらず、紙のカットと枠線の印刷をしてもらっていました。
なので右下に名前が入っています。

漫画家初期の頃はB版の全紙(1030×1456ミリ)の上質紙を自分でカットしてました。
その時によく紙で手を切ってたなぁ。