見取り図あれこれ ― 2011/04/15
今回は漫画を描くときに使った、建物や部屋の見取り図をアップしてみます。
画像はクリックで大きくなります。
・三条邸 おおまかな見取り図
ほんとうに大まかです。
だいたいこんな配置で建物が建ってます、という。
「3-99 3-123までここにいる」というメモは、煌姫の滞在が「原作の文庫3巻の98ページ、123ページ時点では東北対屋にいる」とう意味です。
下の*のは、高彬のためのメモです。「高彬は右大臣家の東対屋」と書いてあります。
・瑠璃の対屋(たいのや) やはり大まかな見取り図
外側は御簾(みす)や格子になるので、だいたいの部屋と柱の配置しか描いていません。
だいたいなので、実際に漫画にするときは、微妙に違っていたりします。わざとのときもありますが、うっかりのときも……。
丸「小」は、小萩の局がある場所です。
・煌姫の部屋 コミッスク2巻 その九 125ページ
「みすあげ」「みすさげ」と書いてあるのは、そこに下がっている御簾が、巻き上げてあるか、下がっているかの指定です。
・小萩の局(つぼね) コミックス3巻 その十二 50ページ
ちょっと読みにくいですが、「何もかかってない衣か」(衣架:着物をかけておくついたて)「ひつ(櫃)」「たな(低い」と書かれています。
ここで四者会談がおこなわれていました。
・煌姫の部屋 コミックス3巻 その十四 ラストページ
(瑠璃と入れ替わった煌姫の部屋)
上が見取り図で、下が俯瞰図です。丸「あ」は灯り。「そ」は帥の宮、「る」は瑠璃のいる場所です。
几帳(きちょう)に矢印が描いてあるのは、どちらを向いているのかの指定です。
・桐壺(淑景舎) コミックス6巻 その三十 137ページ
コミックス10巻 その五十 40ページ
同じ場所ですが、家具の配置や、御簾や格子が違っています。
几帳に「4枚」「5枚」と書いてあるのは、4枚と5枚の几帳があるからです。丸「灯」は燭台。四角「灯」は釣り灯籠です。
建物じたいはもっと広いのですが、見取り図では、出てくるところだけしか設定していません。あまりこまかく指定すると、人物を動かしにくくなる場合もあるからです。
なので、瑠璃たちが淑景舎に行くときのルートは決まってなく、「見栄えのする絵」優先で、コマごとに廊下だの建物など描いています。
テキトーともいいます(笑)。
・川漁師の小屋 コミックス7巻 その三十三 68ページ
これは何度も出てきてこまかいので、俯瞰図になっています。
狭い場所では必ず背景が人物に入り込んでくる構図になるので、このときはこまかく設定しました。
下は外から見た小屋です。
壁は土壁で、家の中にかまどがあります。瑠璃たちに食事を与えたり、寝床を提供したりできるくらいには、生活が豊かな漁師さんという設定です。外にはいくばくかの畑があるので、クワやスキもあるという。
毎回こんな感じで、簡単な見取り図を描いていました。
同じ場所があとで出てくることもあるので、初回から見取り図はとってあります。今回アップしたのは、そのうちの一部です。
自分で設定しておいて、あとで書いた文字が読めずアタマをひねることもあったり、前の回の設定表がどこにいったかわからず焦ったり。
そんな状況で描いていました。
画像はクリックで大きくなります。
・三条邸 おおまかな見取り図
ほんとうに大まかです。
だいたいこんな配置で建物が建ってます、という。
「3-99 3-123までここにいる」というメモは、煌姫の滞在が「原作の文庫3巻の98ページ、123ページ時点では東北対屋にいる」とう意味です。
下の*のは、高彬のためのメモです。「高彬は右大臣家の東対屋」と書いてあります。
・瑠璃の対屋(たいのや) やはり大まかな見取り図
外側は御簾(みす)や格子になるので、だいたいの部屋と柱の配置しか描いていません。
だいたいなので、実際に漫画にするときは、微妙に違っていたりします。わざとのときもありますが、うっかりのときも……。
丸「小」は、小萩の局がある場所です。
・煌姫の部屋 コミッスク2巻 その九 125ページ
「みすあげ」「みすさげ」と書いてあるのは、そこに下がっている御簾が、巻き上げてあるか、下がっているかの指定です。
・小萩の局(つぼね) コミックス3巻 その十二 50ページ
ちょっと読みにくいですが、「何もかかってない衣か」(衣架:着物をかけておくついたて)「ひつ(櫃)」「たな(低い」と書かれています。
ここで四者会談がおこなわれていました。
・煌姫の部屋 コミックス3巻 その十四 ラストページ
(瑠璃と入れ替わった煌姫の部屋)
上が見取り図で、下が俯瞰図です。丸「あ」は灯り。「そ」は帥の宮、「る」は瑠璃のいる場所です。
几帳(きちょう)に矢印が描いてあるのは、どちらを向いているのかの指定です。
・桐壺(淑景舎) コミックス6巻 その三十 137ページ
コミックス10巻 その五十 40ページ
同じ場所ですが、家具の配置や、御簾や格子が違っています。
几帳に「4枚」「5枚」と書いてあるのは、4枚と5枚の几帳があるからです。丸「灯」は燭台。四角「灯」は釣り灯籠です。
建物じたいはもっと広いのですが、見取り図では、出てくるところだけしか設定していません。あまりこまかく指定すると、人物を動かしにくくなる場合もあるからです。
なので、瑠璃たちが淑景舎に行くときのルートは決まってなく、「見栄えのする絵」優先で、コマごとに廊下だの建物など描いています。
テキトーともいいます(笑)。
・川漁師の小屋 コミックス7巻 その三十三 68ページ
これは何度も出てきてこまかいので、俯瞰図になっています。
狭い場所では必ず背景が人物に入り込んでくる構図になるので、このときはこまかく設定しました。
下は外から見た小屋です。
壁は土壁で、家の中にかまどがあります。瑠璃たちに食事を与えたり、寝床を提供したりできるくらいには、生活が豊かな漁師さんという設定です。外にはいくばくかの畑があるので、クワやスキもあるという。
毎回こんな感じで、簡単な見取り図を描いていました。
同じ場所があとで出てくることもあるので、初回から見取り図はとってあります。今回アップしたのは、そのうちの一部です。
自分で設定しておいて、あとで書いた文字が読めずアタマをひねることもあったり、前の回の設定表がどこにいったかわからず焦ったり。
そんな状況で描いていました。
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