なんて素敵にジャパネスク《人妻編》3、4巻の表紙と、フェアのお知らせの追記と、「偲ぶ会」のご報告 ― 2014/06/10
ええと、タイトル長くてすみません。
タイトル分けると、書き込みに気がつかない方もいらっしゃるかと思い、まとめての更新です。
まずは、6月13日発売の、新刊の表紙と帯をご紹介します。
3巻の表紙は、別冊花とゆめの表紙だったものです。
4巻の表紙は、30話目のお話のトビラ絵でした。
そして、「氷室冴子作品フェア」についての追記です。
下記にもご紹介したように、6月1日から、あゆみBOOKS早稲田店と、芳林堂高田馬場店で、フェアが開かれています。
そこで紹介されている本には、こんな帯がおそろいで巻かれています。
表は、フェアにあわせて私が寄せたコメントの一部で、裏には氷室さんの写真と、プロフィールが書かれています。
氷室さんのプロフィールの画像は、クリックで大きくなります。
今回はフェアということで、どちらの書店さんにも、サイン入りの文庫を置いていただけることになりました。
こんな感じで、瑠璃を描かせていただきました。
サインしてあるのは、新刊のうち、3巻のみです。
文庫の新刊をお求め予定の、お近くにお住まいの方は、あゆみBOOKS早稲田店や、芳林堂高田馬場店でお求めいただけると嬉しいです。
そして、今年の「偲ぶ会」について。
今年から、6月第1週を「藤花忌(ふじはなき)」として、氷室さんを偲びましょうということで、氷室さんのお友だちが、氷室さんから譲り受けた、藤の花の着物を持ってきてくださいました。
下のお知らせにもある、リンク先の氷室さんの写真の着物です。
そのとき付けていた帯と、黒のワンピース、アクセサリーなどもありました。
「偲ぶ会」には、今年も20名ほどのファンの方が集まってくださいました。
藤田和子さんが持ってきてくださったお花を前に、お堂でお経をあげていただき、ご焼香のあとにお経の唱和があり、七回忌の法要を終えました。
その後は別のお部屋へ移り、「茶話会」に。
恒例の自己紹介では、中学生のときに氷室作品と出会ったという方が多かったです。
氷室さんの訃報を、しばらくしてから知ることになったという方も。
お小遣いをやり繰りして、小説を集めたというお話や、男の方は買うときに苦労したというお話などなど。当時は「少女小説」という名称だったので、買うときに恥ずかしかったということです。
自己紹介のあとには、氷室さんにゆかりのものを前に、ファン同士の集いに。
私は去年も持っていった、「ガールフレンズ」と、そこに載っているイラストの原画や、旅行に行った時の写真を持参しました。
毎年、氷室さんに関するものは、もう家から出てこないだろう、と思っているのに、今回も「なんでこんなものが取ってある?」というものが出てきました。
氷室さんの初エッセイ「冴子の東京物語」にはさんであったフライヤーと、カード、氷室さんと宮崎駿氏の対談が載っている、アニメージュから出てた「魔女の宅急便」のロマンアルバムです。
どちらも、取ってあったことを忘れていました。
片付けのときに出てきたので、「偲ぶ会」に持っていこう! と、今回持参しました。
で、上記の宮崎氏との対談ですが、映画の公開前の対談で、氷室さんは映画を見ていない状態での対談でした。読み返して笑ってしまいました。
なんでこんなことしたんだ、アニメージュ(笑)。
ほかにも、ファンの方が持ってきてくださったレアものなど、それらを肴に、お話が盛り上がっていました。
お天気はあいにくの雨でしたが、とても楽しく氷室さんを「偲ぶ会」となりました。
「氷室冴子作品フェア」に、色紙も描かせていただいたのですが、「藤花忌」ということで、瑠璃と高彬の着物の柄は、藤の花の文様を描き入れました。
書店へお越しの際は、藤の花にちなんで、氷室さんを偲んでいただければと思います。
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